老後2000万円問題や円安、増税などお金に対する不安が絶えない世の中になり、
自分たちの将来について悩無ことが多くなってきました。
なので今回は、そのような問題が解決できる一冊の紹介です
26歳の自分に受けさせたいお金の講義 安江 一勢 著
この本は、若い世代に対してお金の管理や資産形成の基本を教えてくれる本です。
著者自身も若い頃にお金に苦労した経験があるそうです。そこで自分が感じたこと、学んだことを「お金の入門書」という位置付けで教えてくれます。
今回は、その中から3点を中心に要約していきます。
- お金の基本概念
- 貯金
- 仕事とキャリア
1.お金の基本概念
まず、お金とは知っているだけで得することがたくさんあるものです。
貯金ではなく運用するとお金が増える
残業より副業のほうが稼げる
賢く節税をすれば額面金額は同じでも手取りが増える など
お金と向き合い、幸せになるためのお金に知識や考え方を身につけていけば、みんな幸せになることができます。
そこで今回押さえておきたいのが、「貯金をするとお金が減っていく」といことです。
なぜなら、1990年台の昔と比べ定期預金の利率が大きく低下しているからです。
それに加え世の中は物価高の傾向にあります。いま100円でリンゴを一つ買えても、翌年には120円になっており、同じ100円を持っていても変えなくなってしまいます。
とどのつまり、今100万円で預けたお金が10年後も100万円のままだった場合、その100万円の価値は、現在の100万円分もないことになってしまうのです。
だからこそ、長期的な貯金は注意が必要です。
この性質を知った上で行うか、増える方法で貯金や積立投資をしていく必要があります。
2.貯金
先ほど長期的な貯金には注意が必要と記載しました.
ではどんな貯金が良くないのでしょうか。それは、「なんとなく貯金」です。
何も考えず、何の目的もなくただ貯金するのではなく、「万が一の時のため」や「将来の夢のため」「子供の養育費のため」など意味や目的がある、「必要な貯金」をしていかなければなりません。
この「必要な貯金」は性質によって大きく3つに分けられます。
【1】流動性貯金
これはいつでも引き出せる「現金」または「銀行貯金」です。
結婚式や引っ越し費用など「何かがあったとき」にいつでも動かせて、余裕のあるお金を貯めておく貯金です。
【2】計画性貯金
これは子供の養育費や将来の夢など、将来必要なお金のために計画的に積み立てていく貯金のことです。
計画性貯金のおすすめの貯金方法は「投資信託」や「変額保険」などの運用系です。
運用系の場合、投資のため確実にお金があるか保証されてはいませんが、金利の低い銀行貯金と比べると、ほぼ高い確率で貯金額が増えていきます。
そのため貯金期間は10年以上の長期間がおすすめです。
【3】幸せ還元貯金
これは、みなさん自身やご家族、まわりの人を幸せするための「ご褒美貯金」や「贅沢貯金」です。
幸せ還元貯金は「いつもと違う別口座に貯金」することがおすすめです。
お金は使うことで幸せを交換することができますので、欲しいものやいきたいところがあれば、計画的にお金を貯め、貯まったら幸せと交換することで無駄遣いない貯金ができます。
3.仕事とキャリヤ
アメリカの有名な起業家が「5人の法則」を提唱しております。それは、「人は自分のまわりの5人の平均になる」です。
つまり「収入」に関しても、まわりにいる5人の平均になるということです。
ということは、身を置く環境がとても重要になってくるということです。
お金を稼ぎたいのであれば、高収入な人が集まる会社へ転職なども視野に入れていく必要があります。ただ思いつきで転職活動をしていても、キャリアアップはできません。なので20代のうちからしっかりと準備を行い「35歳の壁」と言われる時期までに転職活できるようにイメージを持つ必要があります。
また、周囲の人が高収入の場に行く別の方法として「副業」です。
この場合の副業は、アルバイトではなく自分で事業することを指します。
副業にはメリ糸が多くあります。その一つに「税金の優遇が受けられる」ことです。
会社員では、書籍の購入代や勉強で使う教材代を支払ったからといって税金が安くなることはありません。しかし、副業として収入との結びつきが証明できれば経費にすることができ納税金額を少なくできます。
副業はローリスクローリターンだと言われているためどんどんチャレンジしていきたいですね。
今回は、26歳の自分に受けさせたいお金の講義について要約してみました。
まだまだお金の教養について書かれておりますので、気になった方はぜひ手に取って見てはいかがでしょうか。
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